I don't think so !

じゃあ、お前はどう考えるのだ!

海王丸と富山湾の曇り空

我が家にもやってきた"ネトウヨ"チラシ

先週、朝日新聞の朝刊を取りに行ったところ、写真のようなチラシが郵便受けに入っていた。朝から一日の出鼻をくじかれた感じだ、いやはや。

捏造を「アサヒる」というそうだ。そうか財務省の公文書の改ざんや捏造のことを「財務省はアサヒっている」というのか。「財務省アサヒるな!!」。

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これは匿名のチラシで、「自費で作成、配布している」そうだ。私のウォーキングコースに大型街宣車を頻繁にとめている住宅があるので、右翼の住民が隣組活動でも始めたのだろうか。そうでなければそれなりの資金が背後で動いていることになる。

南京大虐殺はでっち上げ」や「従軍慰安婦は高級売春婦」だとする主張は、主張すればするほど日本を貶める効果しかない。その意味では私の方がはるかに優れた愛国者だ。「喝!!これ以上日本の品位を穢すな」。

敗戦を敗戦として、過ちを過ちとして、失敗を失敗としてを認め、そこを起点に国づくりを進め、戦後復興や高度経済成長を成し遂げてきたことに対し、その出発点は自虐史観だと一笑に付し、全面否定する。どれほどの証拠や証言を突き付けられても、不都合な事実にはまったく耳を貸さず、偏った根拠や意見に固執する姿勢は、ある意味、とても楽な生き方だ。

物事には表と裏、光と影、長所と短所、左と右があり得るが、現実は多くの場合、その両極の間に落ち、ふらふらと進んでいく。現実解を見極め、提示するには、両極をビシッと読み切る力量が必要になる。両極を読み切るには時間もかかるし、勉強もしなければならない。

企業が求めるのは、両極をきちんと視野に収め、柔軟にその時々の現実解を提示できる能力を持った人材だ。真逆の意見を持った社員を束ねていくリーダだ。たとえばシステムをスクラップアンドビルドするとき、既存のシステムのプラス面とマイナス面を読み切る必要がある。マイナス面だけを捉えて新しいシステムを構築するのは簡単だが、だいたいにおいて失敗するか、想定外のコストがかかったりする。マイナス面を改善しつつ、プラス面を維持することを目指すためには両極の見極めが何より重要だ。時にはプラス面の幾つかを意識的に犠牲にすることさえある。コストダウンを優先とするため、レスポンスや操作性を犠牲にするのは良くあることだ。しかし困ったことにレスポンスの遅さや操作性の悪さなどマイナス面を適当に列挙するのはとても簡単なことだ。誰にでもできる。企業のトラブルや不祥事が絶えないのは、簡単に仕事をするからだ。

この簡単な発想や生き方を上のチラシに見ることができる。しかし、世の中の動きを見ていると、簡単な生き方を選択する、もしくは簡単な生き方しかできない人が増えている気がする。裏づけや根拠のないツイッターの投稿や拡散が良い例だろう。安易、単純、簡単、無邪気の連鎖だ。

それこそ年寄りの偏った見方だろうって?そうであればいいのだが、とても気がかりだ。